男50人以上に囲まれても、あいつら数人と会うほうが確実に怖い。
やめてーーーー。
そして目を見開いている男たちに笑顔を向ける余裕なんてなく、まっすぐにコンビニへと突っ切った。
いらっしゃいませぇー。
と、外はあんなに荒れているにもかかわらず変わらなさすぎる店員の挨拶。
あたしはすぐさまその店員へ駆け寄る。
「すみません、裏口ってありますよね?」
「あー、ありますよー」
「じゃ、ちょっと借ります。男が来てもその裏口のこと教えてもらえないでくれますか?今度、大量に色々買うんで」
「あ、わかりましたー」
あまりに緊張感のないってか、どうでもいい感半端ない店員に軽く頭を下げてレジへと割り込み、その後ろにあったドアを開けて中へと入る。
店員には悪いけど、鍵をかけさせてもらった。
中をゆっくりと見る暇はなく、右手についていたであろう扉を開ける。
開けるとちょうど店の入り口の真後ろの道路で、ここからはないも見えないけど騒ぎだけは聞こえる。
それも聞こえないことにして、そのまま駆け出した。


