欠点だらけの性格に、行動。
まともなのは顔だけ。
あー、ヤダヤダ。
「……へくっちゅ」
小さくくしゃみをする。
……服着ようかな。
シャワーを浴びてから、バスタオル一枚だけ体に巻いてうろちょろしてたからさすがに体が冷えてきた。
………もう朝からなんかドッと疲れた。
学校行きたくなーい。
すんごい休みたい。
咲哉くんにどんな顔して会えばいい?
……って、咲哉くんは何も気にしてないか。
そうだよねー。
逆に迷惑かけられてうざっ!みたいに思われてるかもしれない。
……咲哉くんに限ってそこまで酷くはないと思うけど、咲哉くんの性格なんて全然知らないし。
本当は龍翔以上に鬼畜なのかもしれない。
……んもう、普通に謝って終わりでいいか。
うじうじ考えても何も分かんないし。
考え込んだらマイナスな事ばかり考えちゃって、直ぐに生きるのが嫌になる。
こんな時は……寝るのが一番かも。
今日は学校を休もう。
よし、決めた。
来週から学校行こ。
明日は土曜日だし。
………ってことで髪をくくっていたゴムを外し、床に投げ捨てる。
あーー、明日にでも業者さんに掃除に来てもらうよう頼んでから寝よう。
びちょびちょに濡れた髪をわしゃわしゃとほぐしながら階段を登る。
……どうでも良い話だけど、階段を登るときが一番怖い。
なんか幽霊が後ろについてそうな気がして嫌だ。
そそくさと階段を駆け上がり、自分の部屋へと猛ダッシュして急いで部屋に入り、ドアをバーンと勢いよく閉める。