そう思い、あたしは走って階段まで逃げようとするけど____。 「おぉーっと。莉々香ちゃん?逃げちゃダメだから。」 諷都君に……前をふさがれてしまった。 ほんの少し早く、諷都君がソファーから移動してきた時間の方があたしよりも早かった。 ……最悪。 まだ微笑んでいる諷都君をジッと睨む。 「諷都君?直ぐに戻ってくるから…どいてくれる?」 「なら一緒に行くよ?」 「いらないから。別にあたしがどうなってもいいでしょ?」 「それがねー。総長さんからの命令なんだよね。莉々香ちゃんを逃がすなって。」