朦朧とする意識の中、ユラリ、ユラリと……心地よい揺れを感じる。 暖かく、心地よい。 あれ……。 あたし……何を言っているの? 誰に向かって好きって言ってるの? 頭の中にあたしの少し高い声と、男の人の会話が響く。 あたし……こんな事誰かに言ったっけ? 誰に……? そもそもあたしってこんなこと言う事無かったよね? 変なの……。 そしてまた、からだの揺れを感じながらも意識を深く沈めていった。