「…なんも言えねーけど。でも………それだけで退学に……なるか?結局何もしてねーし。てか、何で俺が部屋で倒れてたんだ?記憶ねーし。」
仕方がない。
あたしが説明しなきゃいけないんだね。
咲哉君があたしを目で訴える。
「……理事長とホテルに入ってた写真がネットに載ってて、しかも学校に送り付けられたから停学処分にされたの。でも、以前から派手に遊んでて目ぇつけられてたから、最終的に退学処分ってされたんだけどね?で、理事長とのホテルは、酔っ払った理事長が部屋に入った途端何かにつまづいてそのままコケて気失ってたの。それだけー」
咲哉君にじっと見つめられ、目が合わないように下を向く。
「……マジかよ。」
視界には理事長室の床しか入らない。
咲哉君の声が静かになった理事長室に響く。
……何か静かな雰囲気になちゃってるし。
「まぁ、気にしなくていいよ?退学の事は。どーせ、いつか同じ事になっちゃってたからね?」
いちよフォローを。
咲哉君を困らせるために言ったんじゃないから。


