まぁだからと言って俺は2人の間に入るつもりなんてさらさらない。






今回は傍観者でいい。







俺、莉々香ちゃんの事大っ嫌いだし。






2人の言い合いをボーって眺めてると……。






「あ、あのッ!!」






雷がやって来た。





雷は聖龍の俺らの後輩。






気が利くいいやつで、喧嘩も出来るし次の幹部候補かな…。





瑞希は興奮していてそんな雷にまだ気づいていない。






龍翔は気づいているが無視だ。






やれやれ…。






俺に行けって事ね。






「…何?雷?どうしたの?」






腰を上げ、少し気まずそうにしている雷に話しかける。