「俺は龍翔が言うなら反対はしないよ?俺たちに今回は非があるからね。ちゃんと写真に気づかなかった。一般人である莉々香ちゃんに迷惑かけちゃったから。多分、晃さんとの写真でずっとマークされてたんだ…。」
諷都君も立ち上がって、横にいるメガネの肩をそっと押さえて座らせた。
龍翔はそんな諷都君に妖しい笑みを漏らす。
「だ、そうだ。あとは雅と……遼、だけだが。」
メガネは盛大にため息をつきながら「仕方ないですね」とボソッと呟いた。
「って事だ。莉々香?今日…今から、お前は俺ら聖龍の姫となってもらう」
龍翔はあたしに…何を言ってるの?


