「……自業自得だろ」
もう、ヤダ____。
あたしを否定しないでよ。
そんなこと、あたしが一番よく分かってるよ。
「……遼、それ以上言うと僕が許さないよ」
「そうだよ。瑞希の言ってることは正しいよ、遼。俺もこれ以上莉々香ちゃんを苦しめる必要なんてないと思うよ」
「……んなもん知るか」
……もう、これ以上あたしを苦しませないで。
決して言葉には出来ないけれど心の中で叫ぶ。
「……お前ら、そこまでだ。遼もいい加減にしろ」
「…龍翔までなんだよ。俺は…俺は!そんな女が大っ嫌いなんだよ。お前らだってそうだろ!?龍翔もなんでこんな女を倉庫に呼んでんだよ?俺は、絶対にこいつを認めない。絶対にお前みたいな女を許さない」
チャライ奴の視線がより冷たくなるのが目を見ていなくても分かる。
「…遼。お前、今日は帰れ。わざわざ呼び出して悪かった」
「……龍翔、言われなくてもそうするさ。こんな女と同じ空気なんて…吸いたくねぇー」
そう言ってチャライ奴…遼は、部屋を出ていった。


