そして、出ていった先は先ほどまでいた倉庫の部屋だった。
でも違う点がいくつか。
それは…ソファーに男3人が座っていたのだ。
龍翔はその人たちに声をかける。
そして、振り向いた人達は…やはり聖龍の人達だった。
「やっと来たぁー!」
そしてあたしの姿を見るなりチビが直ぐに声を出す。
「……な、んで」
何でここにいるの?
そう言いたいが、チャライやつの視線を強く感じ背筋が凍る。
また再び恐怖があたしを襲う。
そんな目で睨まないでよ…。
あたしを否定しないでよ…。
「…あれ?莉々香ちゃん?体調悪いの?」
……たしか、名前は諷都くん。


