3つかぞえて、君と青



「ごめんね、わざわざ集まってもらってあらたまったかたちにしちゃって。」



千樫のほうはみたくなかった。


きっと千樫も同じきもちだろう。



いつもはそういうわたしたちに気をつかってくれる譲も、今日はそんなそぶりを見せなかった。



「俺、1年間留学するんだ」



え?


わたしと千樫は同時に譲の顔をみた。


譲はわたしたちのことをまっすぐ見つめていた。



「留学って、いつからだよ?」



「伊澄の誕生日が過ぎたくらいからかな。」



「急すぎるじゃない。 そんなことなんでもっとはやく言わないのよ。」



譲は口をつぐんだ。



言葉をゆっくり選んでいるようだった。