冬がわたしたちに襲いかかった。 「お、マフラーデビューじゃん結伊!」 校門をくぐったとこらへんで千樫が結伊に声をかけた。 「おはよう」 譲がそう声をかけるといつもどおりの笑顔で返していた。 「今日は寒いからね。 よくみんなマフラーしないで平気じゃん。 伊澄もスカートで寒くないの?」 寒いにきまってるじゃーん。 制服だから仕方なくきてるだけよー。 ここまではいつもどおりだったんだ。 なにもかもいつもどおり。