学園祭当日は目まぐるしいはやさで1日が過ぎた。
わたしはクラスの出し物の店番で終われ、
結伊は巡回係で学校を回り
譲と千樫は隣のクラスでお化け屋敷のおばけ役をやっていた。
結伊と合流することができたのは
夜のステージの部での会場だった。
中庭に設置されたステージでいろいろな出し物をする。
千樫と譲は昼間のおばけの格好のまま、スピッツを譲がギターを弾いて歌っていた。
「おばけでスピッツもなかなかいいね。」
結伊はライトアップされたステージをみたまま言った。
「譲はスピッツ大好きなの。」
そうかそうか、と結伊は笑った。
わたしも笑う。

