おい、待てよ とかなんとか千樫が叫んでいるのを背中に受けてわたしたちは手を繋いで 暑いアスファルトを目一杯蹴った。 学校の前の坂道をのぼりきったところでとまって後ろを振り返るとまだ下のほうで千樫が膝に手をついて 肩を揺らしてるのが見えた。 わたしたちはハイタッチして笑った。 「千樫、はやくこいよー。」 結伊の呼び掛けに千樫は顔をあげて 坂をかけのぼってきた。