わたしたちはこのころ17歳だった。 高校2年生。 世界の何もかもがわたしたちの味方をしてくれているようで、 世界の何もかもがわたしたちの憎き敵のようで、 とにかくわたしたちは思いっきり生きていた。 結伊とわたしと譲と千樫との4人ですごした時間は 1年にもならなかった。 結伊は冬のおわりに死んだ。 何の前触れもなければ、何を残すこともなく 世界から綺麗に結伊だけが取り除かれたみたいだった。 結伊、あなたにとって 世界中の何もかもが あなたの敵に思えたのかもしれません。 □ □