千樫は千樫の大学のはなしをぼちぼちとして、 譲も譲で大学のはなしをぼちぼちとした。 わたしは話にはきいているふりをして違うことを考えていた。 夢のことだ、 結伊のことだ。 わたしはもう来月には二十歳になるのに 夢の中の彼は17歳の頃のままだった。 結伊はもういない。