3つかぞえて、君と青



「結伊は死ぬ直前、秋くらいかな、にこっちに帰ってきていたわ。


その時もなにもかわりないように見えた。



結伊の昔の話は高杉のおじいちゃんから聞いているんでしょう?」




わたしたちはうなずいた。


彼女は先を歩いて話を続けた。





「帰ってきたときにね、あなたたちの話をしていたわ。 高校では気のあうともだちもいてって。


たぶん、実家にも帰って母親にも会ったんだと思う。


でもどういう話をしたのかなんて知らない。



まず、どうして結伊が急に帰ってきたのなかんかわからなかった。


もう一生帰ってこないとおもってたから。」




ふふ、っと大江さんは笑って


足元の波を蹴飛ばした。