わたしたちはあと2人に話をきくことになっていた。 結伊の実家の近くにすんでいるはずの、高杉さんというおじいさん。 それから結伊のおさななじみだったという大江さん。 大江さんはわたしたちと同い年のはずだ。 結伊の実家の近くまで戻るのに、わたしたちは防波堤の近くを通っていった。 「高杉さんは住所もわからなきゃ会ったこともねーからどうすっかな」 人に尋ねるにしても、さっきから人とすれ違うことがないのだ。 「あ、あそこで釣りしてるおじいさんに聞いてみようよ。」