幼なじみと秘密の時間

ゆっくり身体を離して、再び優しいキスを
何度も落とされる。


丁寧に丁寧に、私の反応を見ながらのキス。
和弥のキスと全然違う。


何で私、和弥と比べてるんだろう。
祐希に失礼だよ。


私の心を読むように、祐希は唇を離した。


「俺のこと好き?」


「え??スキだよ」


「和弥より?」


「………」

私は、突然の祐希の問いかけに
一瞬、何にも言えなくなってしまった。



「もちろんだよ」


あとから、急いで答えたけど
祐希は、優しく微笑むだけだった。