私がもう一度、和弥をチラッと見ると
まだじぃーっと私を見ている和弥と
目が合った!



『まだ…見てる…』


私は緊張して、顔が赤くなるのを感じた。
すると和弥は、口パクで何やら言っている。


私は踊りながら、口の動きに注目すると…。



『キスマーク、エロい』


と口を動かしていた。





私は焦って、踊りを間違えそうになった。
何とかごまかし、丁度後ろ向きの振りに
なったから、助かった。



『あのまま前向いてたら、ヤバかったな。
祐希に、変に思われたかな』




私はかなり動揺していた…。