幼なじみと秘密の時間

店員さんがメニューを置いて、立ち去ると
和弥に耳打ちした。



「ねぇ、誰に聞いたの?こんなオシャレなお

店」



「ネットで調べた」




「そーなの?びっくりした。」




私がキョロキョロしながら言うと、和弥が 
ニコッと笑った。





「なら良かった!ちょうどうちの店に近かった

からさっ。




さっ、今日はオレが奢るから、スキなもの

食えよ」





そう言いながら、メニューを見る和弥に
つい見惚れてしまった。