幼なじみと秘密の時間

どこに行くか教えてもらえず、歩くこと10分。

細い路地に入ると、隠れ家の様なレストランが
あった。




「え?ここ?」




私が和弥を見上げて聞くと、和弥は優しい笑みをして、頷いた。





「予約しといた」




そう言うと、入り口の階段をスタスタ上がって
行く。




「何料理?」



「フレンチ」



「楽しみだなぁ」



和弥は、入り口のドアを勢いよく開けた。