幼なじみと秘密の時間

それから1時間半、和弥はカット・カラー
トリートメントと手際良くこなしてくれた。




「はい、出来上がり!」




仕上げは、緩めに巻いてくれた髪の毛を
鏡で確認した。




「ありがとう」





私が立ち上がって、レジの方へ歩こうとしたら
和弥に腕を掴まれる。





「え?和弥?」




「オレもう上がれるから、裏に来て」






スタッフルームに連れて行かれた。




ドアが閉まると同時に、強く抱き締められた。





「和弥?」




和弥は何も言わずに、更に強く抱き締めた。