幼なじみと秘密の時間

いよいよ私たちの番!
しかも運良く1番前!!


「やったー1番前!」


「蘭、愛してるーって、叫んでいい??」


ニヤニヤとそんなことを聞いてくる、和弥。


「なっ…ダメに決まってるでしょ」


「つまんねぇー」


和弥は笑いながら、ブーブー言ってたけど。



ガタンと動き出した。
   


「キャーーーーー!!!」



「イェーイ!最高ー!!!」








「あー楽しかったー」


「なー、あっ!次、お化け屋敷行こうぜ」


和弥は、お化け屋敷のアトラクションに
行きたそう。


「で、怖かったらオレにしがみつくんだぞ!」


「え?それ狙い?」
    


和弥は、子供のようにケタケタと笑っている。
そんな無邪気な笑顔に、つい見とれてしまった。



「さっ!決まり!!早く行こうぜ」


「あ、ちょっとー」


私の肩を抱いて、早歩きで歩き出した。



お化け屋敷は、そんなに並ばずに乗ることが
出来た。2人乗りの乗り物に乗って、出発!


中は真っ暗。


そんな中、幻想的なお化けたちが音楽に
合わせて踊ったりしている。
恐いって言うよりも、キレイーって印象。


私は、ヒサビサに乗ったのもあって、少しドキドキ
してたら和弥に感づかれた。


「蘭、大丈夫?ほらこっちおいで」


和弥は、足の間に私のことを座らせて、
後ろから包み込むように、抱き締めた。


耳元で、和弥が囁いてくるのがくすぐったい。
でも体温が、触れ合うと安心する。


しばらくして、何かあったのか乗り物が
途中で止まった。


丁度周りには、他の人の乗り物は見えない位置
だった。


すぐに和弥は、察知して私の首を後ろに
回しキスをしてきた。


「んっ」


暗闇という環境がお互いをヒートアップ
させる。
舌を絡め、強く抱き寄せ激しいキスに変わる。

私もつい、身体ごと和弥の方へ反転させて
激しいキスを受け入れた。


いつ動き出すかわからない、スリルの中で
でも密着し出すと、止まることはない。

ついに和弥の手が、私の身体を求め出す。
その度に、私の甘い声も漏れてしまう。


さすがの和弥も、周りに聞こえてはと
私の口を、自分の手で押さえた。


それでも、止まらずにあちこち動き回る和弥の
舌に、私の身体は熱く大胆になっていく。