和弥は買ってきたポテトを、私の口の前に
持ってきた。
私は、紙袋を持っているから手が塞がっていた。
「あーん」
和弥がそう言うから、口を小さく開ける。
「おいしー」
私の満面の笑みに、和弥は満足そう。
私の食べかけを、和弥が一口で口の中に
入れた。
「え…?」
私は思わず驚いたけど、和弥は全く気にせず
どんどん食べている。
こんな、何気ない行動にも胸がドキドキしていた。
今度は、和弥は自分ばっかり食べている。
「ずるいー私も食べたい」
そんな私にニヤっとして、ポテトを口の前に
持ってくる。
私が口を開けると、楽しそうにポテトを
口に入れた。
後ろにも人が並んでいるのに、構わず甘々な
和弥に慣れない私。
ただのバカップルでしかないけど、
初めてだらけで新鮮で、
ドキドキしてばかりだった。
「祐希と来たことあったっけ?」
「え?ないよ」
「良かった。中学の頃、みんなで来たよね」
「あーそーだったな。
あの時、何度も蘭と抜けようかって
考えてたけど、出来なかった」
「え?そーなの?」
和弥は小さく頷いた。
数年後に知る、和弥の本心に驚いた。
持ってきた。
私は、紙袋を持っているから手が塞がっていた。
「あーん」
和弥がそう言うから、口を小さく開ける。
「おいしー」
私の満面の笑みに、和弥は満足そう。
私の食べかけを、和弥が一口で口の中に
入れた。
「え…?」
私は思わず驚いたけど、和弥は全く気にせず
どんどん食べている。
こんな、何気ない行動にも胸がドキドキしていた。
今度は、和弥は自分ばっかり食べている。
「ずるいー私も食べたい」
そんな私にニヤっとして、ポテトを口の前に
持ってくる。
私が口を開けると、楽しそうにポテトを
口に入れた。
後ろにも人が並んでいるのに、構わず甘々な
和弥に慣れない私。
ただのバカップルでしかないけど、
初めてだらけで新鮮で、
ドキドキしてばかりだった。
「祐希と来たことあったっけ?」
「え?ないよ」
「良かった。中学の頃、みんなで来たよね」
「あーそーだったな。
あの時、何度も蘭と抜けようかって
考えてたけど、出来なかった」
「え?そーなの?」
和弥は小さく頷いた。
数年後に知る、和弥の本心に驚いた。

