幼なじみと秘密の時間

電車を乗り継いで、やってきたのは

デートの定番、夢の国!!


「わぁー。朝早く出てきたのに、やっぱり
混んでるねー」

私は、ヒサビサの夢の国に大興奮が止まらない!


「蘭!今からはしゃいでると、夜まで
持たねぇーぞ」

私とは、テンションがかなり違う和弥が
呆れながら見てくる。



「大丈夫!!だってさ、和弥と2人で来るの
初めてだもん。
昨日から楽しみにしてたんだもんっ」



私がそう言うと、和弥は私の肩を自分の方に
引き寄せると、やさしくチュッとキスをした。



「ちょっ……和弥!!」


「すげー可愛い。じゃあ楽しもうな」


「うん!!」



開園時間になり、園内へと進んでいく。




クリスマス前の夢の国は、煌びやかなクリスマスツリーや装飾に溢れていた。



たくさんの人が、夢の国に期待を膨らませているのがわかる。



私たち2人も、声にならない驚きで
あたりを見渡した。