ちっぽけな奇跡のはなし




次の日も、学校へ行き

授業が終わるとシャルへと向おうとした。


校門をくぐり抜けようとしたとき、
横から誰かに腕を掴まれた。


「きゃ」


「よ!」


振り向くと、望月健太がいた。