林檎姫は恋をした。

『久しぶりね、白雪』


その声に体がゾクッとする。


「お義母さん…………」


『ねえ……、ハクは今日ここにきた……？』


ハク……さん？やっぱりお義母さんが関係してたのですね……。


「少し前に……来ました………」


『帰ってきてないの、あの子』


え……………？ハクさんは帰ったはずじゃない。

なんで？なんでこんなに嫌な予感がするの？


『………………じゃない』


「……………え？」


私にはお義母さんの言葉が聞こえなかった。