そんなことを考えながら

リビングに行くと

もうすでに用意がすんでる春樹が
目に入る。

『おはよー』

「ぉぅ」

声ちっさ!


何言ったかあんまり

ききとれなかったよ!?

『…え、なんて?』



「おぅ…」


『あ、おうね、なんで朝だけ声
小さいんですか!』



「わかんねぇ……」

いやだから声小さいってば


『え?なんて?』

「わかんねぇ!!!」


『声でかすぎ!調整してー!!』

「わりぃ」


それでいいのさ



とか思いながら

朝の支度をする。