涼「今日は、疲れたよ…
足が痺れる」
あの後、三時間に及ぶ説教があった。

一「…確かにな、もう俺は寝るぞ
明日は、早いんだ」

涼「わかった!僕も寝よっとお休み」


※書いていませんでしたが、
涼麻は、斎藤さんの小姓なので同じ部屋で
寝ています。


涼「……一君?もう寝ちゃった」


スッ
僕は、一君の部屋から出た……
そして、屯所の中にある
桜の木の下に座った。


(いーちゃんは、僕の顔を見て
あの苗字を呼んだ……僕は、いーちゃんとは
初対面だった…いくらあの苗字が
アイツと同じでも、僕を見て普通は
言わないだろう…っていうことは、
来ているのか…この時代……幕末に)

涼「……真ノ助 シンノスケ」
ポロッ
涙が僕の頬を伝う……

桜の花びらが僕の目の前を過る
涼「…桜か、商に合わないな」


この光景を、一君が見ているとも知らずに…
一「……涼麻、一体何を抱え込んでいるんだ」