始業式が終わり、竹刀と鞄を片手に
少し市内をブラブラしたあと僕は、
市電に乗りJRの駅に着いた。
そこから、電車に乗り継ぎ徒歩で家に帰る
……あまり帰りたくないけど
僕は、家に帰る途中で公園の
トイレでウイッグをかぶり
道着に袖を通した。
備え付けの鏡の前で数分格闘し、
満足すると公園を出て歩道橋を登った。
すると、突然ふわりと体が浮いた
ふと上を見ると一人の男が立っていた。
「せいぜい…お前の大切な者を失い、苦しめ…涼麻」
そいつの顔に僕は見覚えがあった。
落ちていくの中で僕の意識も薄れていった。

