そして、僕はその花の痣を
持って産まれてきた…
その花の痣を持つ者は、
次代の頭首の証だった…
今までの例で女が痣を持って
産まれてきたことが無ければ、
今まで頭首になった女もいなかった…
だから僕が産まれたときは、
ひどく失望したらしい……
その翌年、真ノ助が産まれた…
そして、真ノ助も僕と同じく梅華を持って
産まれてきていた──
一つの時代につき一人しか花の力を
持つことができない……しかし、
平成という時代に、その力を持つ者が
二人現れた…
女で梅華を持つ僕と
男で梅華を持つ真ノ助……
必然的に一族の期待は、真ノ助に
集まった──

