一side
俺は、お前の役に立てないのか……
気がつくといつもそのことを考えていた。
初めて愛おしいと思った…いわゆる初恋だ。
いつも、ヘラヘラ笑っていて
副長を弄ったり、
散々俺や総司…岡田以蔵に可愛いと言って
抱きついてくる。
剣の腕は、女とは思えない程強い……
恐らくは、新選組一だろう…
いつも、戦うときの目は揺るがない…
新選組の為ならどんな手段にでも出る……
それなのに、とても弱くて脆い…
そんな彼女が好きだ──
しかし、俺には何も頼ってこない…
現に今だってそうだ…俺だけ除け者扱い……
俺では、駄目なのか……
一side end

