元治元年6月5日──
その日は、新選組の名を轟かす
〝池田屋事件〟が起こる日……


涼(アイツは、絶対に池田屋にいる……)
そう、僕の本能が伝えていた。

今は、長州の奴等が何処で会合を開くか
どう動くか等の話し合いをしていた…


近「では、俺の方は10人で池田屋に行く…
歳…お前は、残りの隊士を連れて四国屋に
行ってくれ」

土「ちょっと待てよ!?そしたら
近藤さんの方が……」

近「安心しろ!その分幹部を
多く連れていくニカッ」

土「わかったよ……山南さんは、
屯所を守っていてくれ」

山「わかりました」


山南敬助 ヤマナミ ケイスケ
新撰組総長。穏やかで温和で優しい。
メガネがよく似合っている。
前に大阪に行ったとき、腕を切られ
刀が持てなくなってしまった。
幹部の皆には、山南 サンナンさんと呼ばれている