ふと、俺は1番強い力を持つ花の欄を
見てみた……

土「〝梅華 バイカ〟…紅い色の梅の花に似た
桜……紅い血のような桜…
限界値は12…って!?〝梅華〟って、
俺の家に咲いてる桜の木と同じじゃねぇか!」

土方家が代々育ててきた桜の木……
水を与えるんじゃなくて、
生き物の血を与えているって言った方が
いいだろう……

このことは、土方家以外誰も知らない…


俺は、この痣のことを近藤さんに話した。
まぁ…総司に痣を見られたから、
知っているのは、近藤さんと総司だけだった…

それからというもの、1週間置きに
痣を確認する程になったんだがな……

俺の裏は、〝冷徹〟らしい──
誰が死のうが、関係なければ
興味もない……それが、
俺のもう一人の存在だ