〝花香紋〟について書かれた本には、
こう書かれていた──



我々土方家は、代々強い力を持つ子を
作ろうとした……

そして、遂に花の力を借りることにより
自分とは違う存在を、自分の中に生み出すことに成功した…

しかし…その力は、限界がある

使用すればする程、持ち主の
寿命が削れていく……

花により、限界値が異なる…
そして、限界値が残り5つになったら
余命が始まり、一ヶ月の命となる……

自分と違うもう一人の存在を〝裏 ウラ〟と
言い…またそれも、花により性格も
異なる……


そして、その後に花の名前と特徴…
限界値が書かれていた──


土「俺は、〝桜紅〟…白い色の桜に似た
梅の花……雪のような梅の花…
限界値は24…」