……咲……。 ボクは君を、ボクの孤独の中に 巻き込んだだけかもしれない。 だけど……嬉しいんだ……。 君の記憶の中に、ボクの存在を 刻みつけられることが。 ボクたちは、 巡りあうために此処に居た。 ……咲…… 「……桜の木の下で……。 今日は有難う。 また来てください」 YUKIとしての言葉で、 怪しまれないように、想いを伝えた。 咲と二人だけの秘め事。