プリンセス×プリンス




「・・・花鈴」


「あすく?」


 俺はこいつに、本日2度目のキスをした。



 さっきよりも、深いキスを。



 そうしたら、俺の中で何かが変わる。


 そう、信じていた。









 それなのに。







 何も、変わらねぇ。





 むしろ、ますますこいつが・・・花鈴が欲しいと思い始めた。



 初々しい、純粋な、まともに恋愛なんてしたことがなさそうな、



 














 こいつが欲しい。