プリンセス×プリンス







「ふわぁ・・・。疲れた・・・」



「お疲れ様花林ちゃん。歌上手いんだね」



「そうですか?ありがとうございます」



 まぁ頑張って特訓したからね。



「発売は来月頃かな。楽しみにしておいてね」



「はい!ありがとうございました!」



 監督さん、スタッフさんが出て行き、部屋の中には


 私と朝太だけになる。




「お疲れ花鈴。特訓の成果が出たな」



「お疲れ様朝太。朝太のお蔭だよ。ありがとう」



「俺はただ手助けしただけ。あとはお前の努力だよ」



「まぁ私頑張ったからね。でも、朝太たちがいてくれなかったら、
私は今でも音痴なままだったからね」



「花鈴の音痴さには吃驚したなー」



「なにそれぇ。ひどいなぁ」



 けらけら笑っていると。