――――『なぁ。お前、モデルになれよ。で、芸能界で俺と会おうぜ?』 ズキンッ 「いっ・・・!」 またあの声だ。忘れもしない、あの声。 地より低い、氷より冷たい声。 闇へと堕ちて行っちゃいそう・・・! やだ。私はまだ堕ちたくない。 花林が消えることはないの。 だからねぇ。助けて? 私を助けて? 「あっ・・・―――」