神様、だと?
魔王の間違いなんじゃねぇの?
「あたしたち、花林をやっつけたヒーローなの。
悪ーい魔女から、王子様を助けてあげたの。
あすくファンの子たち、すごーく喜んじゃって。
あたしたちにいっぱいお金とかくれたの。
だからこれからもあたしたちはファンの子のために
悪ーい魔女をやっつけようと思いまーす!」
・・・腐ってやがる。
「馬鹿じゃねぇの?そんなことしたって俺は喜ばねぇし」
「悪いけどあすくくんに拒否権はないの。
あたしたちは何としてでもあすくくんを魔女の手から守るよ。
花林以外にもあすくくんに近づいた女は全て排除させてもらいます」
「俺のファンなんだろ?そんなことするよりさ、俺がもっと喜ぶこととかしろよ」
「えぇー?それじゃあつまんないもーん」
「つまんねぇならファン止めろ。俺は迷惑するからよ」
「迷惑するのぉ?あたしたちはこんなにもあすくくんが好きなのに?」


