☆朝太side☆



ピピピッピピピッ





 あー・・・うるせぇ。



 俺は目覚まし時計に手を出し、思い切り叩いた。




 まだ上がらない瞼をこすりながら、俺は立ち上がった。



 ふらっと軽くめまいがする。




 「あふ・・・」と欠伸をすると、ふとケータイが光っているのが見えた。



 スマホではないため、開くと。





【着信 20件】



 誰だよ、こんなにかけてきた馬鹿は。



 しつこいったらありゃしねぇ。




 履歴に書いてあった名前は、全て朝美。





 ・・・確かにあいつはしつこい。