「私の姉は、女優の美鈴です。あの人、本名は姫川美鈴なんで」
「美鈴、さん?」
「はい。・・・朝美さん?どうしました?」
朝美さんの目が、キラキラと光っている。
私、何かマズいことでも言ったかしら?
「今度、・・・会わせてくれませんか?」
「構いませんけど・・・?」
「本当ですか!?」
「あ・・・はい」
何故いきなり敬語になった?
「・・・あたし・・・美鈴さんの・・・大ファン・・・なんです・・・。
マネージャーになろうと決めたのも・・・美鈴さんのお役に・・・立ちたかったから・・・なんです・・・!!」
あ、そうなの?


