「そりゃあそうよ。あたし、朝太の姉だもの」
あたし、朝太の姉だもの。
・・・は!?!?
「じょ、冗談きついですよー朝美さん。
2人のお姉さんは、陽奈子さんですよね?」
「ええ、そうよ?」
「じゃあ、お姉さんじゃないじゃないですかー」
「陽奈子はあたしと朝太と君太の姉よ。
あたしは、朝太の双子の姉よ。
あたしの“あす”は朝太の“あす”と同じ字だもの」
ふ・・・ふ・・・ふ・・・
双子の姉ぇ!?!?
信じられない!
「え!?じゃあ、朝美さんって私と同い年ってことですか!?
どうしてマネージャーなんて・・・」
「ああ・・・バイトのようなものよ。あたし、昼間はちゃんと学校に通っているわよ。
マネージャーしているのは、お母様に言われたからよ」
「お母さんに、ですか?」


