ほんの少しの勇気と、



「舞桜、杉内帰るよ!」


私が大翔くんのことを好きなことを知っている友達、夢夏が未だにチョコレートを持ったまま動けないでいる私に伝えてくれた。



「夢夏ー、どうしよう~」


ほとんど泣きそうになりながら、夢夏にすがる。



「よしよし、大丈夫。舞桜が杉内のことをどう思っているのか、その気持ちを素直に伝えたら、舞桜の思いは届くよ」



と言って、私の頭を撫でてくれた。



それだけでとても安心する。