ほんの少しの勇気と、



「うわ~ん、私も大翔くんのことが好きだよ~。今ね、告白しようと思ってね、チョコ持って追いかけたの。そしたら、大翔くんが、」



両想いだったことが嬉しくて、涙が止まらない。


「俺ね、田中さんがチョコくれないかな、ってずっと待ってた。でも来てくれないから俺のじゃないんだって思って、帰ろうとしたら田中さんが追いかけてきて。田中さんがそこまで勇気出してくれたんだから、大事なことは男の俺から言わないと」



そう言って、私の手を握って大翔くんは、


「俺と付き合ってくれますか?」



私が言いたかった言葉を、言ってくれた。





「うん!!」