【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

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孝「――…海里‼︎」


優雅『……安心しろ、泣かせたりしたらすぐに奪ってやるからよ』


冗談じゃない。


今までこのために必死になって頑張ってきたのに、ここまできて奪われてたまるかっ……。


……まあ、これも優雅なりに俺の背中を押してくれたんだろうけど。


優雅だけじゃない、あいつらはみんな俺の背中を押してくれた。


自分の気持ちを抑えつけてまで……。


だからそんなあいつらのためにも、俺は行かなければならない。


俺が守るべき、俺らの宝物であるあいつのもとへ……。


体育館を抜け、いつもの廊下を走り抜けて階段を駆け上がる。


バタンッと扉を開くと目に映る、フェンスを超えた先にたたずむシルエット。


短い茶髪の髪を揺らし、雲ひとつないまっさらな青空を見上げている。