【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

薫「孝……よくやってくれたな。優太もきっと喜んでるよ」


孝「……それは、優太さんがいてくれたからですよ」


孝は自分の胸に手を伸ばすと、ギュッとシルバーのネックレスを握りしめた。


薫「……でも、あの状況で苦手なレイアップをしたことはお前自身の実力だ」


絶体絶命のピンチ。


もしシュートを外せば自分たちの負けが決定する。


そんな状況なら誰だって自分の得意なシュートで勝負に出るだろう。


もちろん、優太さんだって……。


孝「……そうしなきゃ、全てに勝てない気がしたので」


でも、孝は違った。


この勝負にも、弱い自分にも勝とうとしたのだ。


孝の強い眼差しに、薫さんはポツリと呟いた。


薫「孝…ついに優太を超えたな……」


孝「……え?」


薫「これで優太も一安心だ」


優雅「……あの、薫さんそれってどういう……?」


とびきりの笑顔で言う薫さんに、全員が困惑の色を浮かべる。


薫「優太、ずっと言ってたんだよ。孝は…絶対自分を超えるって。きっと優太自身、それを望んでいたのだろうな。だから……」


そこまで言うと薫さんはゆっくりと目を閉じた。