光希「孝っ‼︎」


綾乃「ちょっ……‼︎ 光希くん‼︎」


その時、慌てた様子の綾乃たちの声がし、俺たちは振り返った。


するとそこには、足を引きずりながら、必死に俺たちのもとへ来ようとする光希の姿があった。


孝「ちょ……‼︎ バカッ‼︎」


バランスを崩し、倒れそうになった光希を急いで海里が支える。


翔太「バカッ…無理すんな」


光希「えへへ…」


うっすら額に汗を浮かべ、あの無邪気な笑顔で微笑む光希。


光希「だって、仲間はずれ嫌なんだもん」


優雅「…そんなことしねぇよ、絶対」