【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

海里「……孝、」


そんな孝を見兼ねたように、海里は孝に近づいた。


海里「ミスは誰にだってある。だから気にすんな」


孝「……でもっ‼︎」


海里「ミスしたなら、ちゃんとカバーすればいい」


孝「無理だ……もう、残り約30秒もねぇじゃねぇか……」


いつになく弱気な孝。


そんな孝を見て、海里は突然孝の胸ぐらをグッと掴んだ。


海里「甘えてんな。んな弱気でどーすんだよ。……それに、“しか”じゃねぇ、“あと”だろ?」


孝「……え?」


海里「あと30秒で一発ゴール決めれば俺らの勝ちだ」


そう言ってフッと笑った海里。


孝が全員の顔を見回すと、全員が海里と同じように笑っている。


孝「…でも、俺……」


孝がまた俯くと、海里は優しく言った。


海里「大丈夫、孝なら絶対できる」


さっきとは違う、女の優しく安心する声……。


海里「このために…頑張ってきたんでしょ……?」