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ゲーム終了まで残り1クォーター……。


今までつけた点差を守るには、相手のぺーすにさせないこと。


筑波「お、メンバー交代か？」


海里を見て勝ち誇ったようにニタリと笑う筑波。


筑波「随分チビで細いやつだな」


そんな筑波のリーダーの嫌味にも、決して表情を変えない海里。


それどころか相手にバカにしたような視線を向けている。


海里「……チビでも少なくともお前らよりはまともなプレーできっから」


筑波「あ？」


海里「そんなプレーで全国への出場権取ったって、来年の後輩たちが可哀想だぜ？本当の実力なんて持ってねぇんだから」


海里の言葉に筑波の連中が全員顔を引きつらせる。


優雅「……てことで、来年の出場権は桜庭ががもらう」


これが…優太さんの夢だったから……。